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『かげきはたちのいるところ』ドラマ化決定!
新型コロナウイルス 感染拡大によって公演延期した『かげきはたちのいるところ』をドラマ化します。劇団が、完全自主制作でつくるオリジナルドラマ。
スタイルは、海外ドラマ『フルハウス』『フレンズ』『ビッグバン・セオリー』のような30分・1話完結の「シットコム(映像媒体でのシチュエーションコメディ)」!
内容は『かげきはたちのいるところ』のスピンオフとして、舞台版では描かれないエピソードをお届けする全6話!
演劇動画配信サービス「観劇三昧」での独占配信で、毎月第4木曜日に配信します。
※初回10/28配信のドラマ版①のみYouTubeで全編公開します
出演は『かげきはたちのいるところ』の全キャストの他、雛形羽衣(劇団ディアステージ)、山下雷舞をはじめ豪華ゲストも参加。
またエンディングテーマとして、人気アーティスト「家の裏でマンボウが死んでるP」のタカハシヨウ氏が書き下ろした新曲「言葉と踊る者たちよ」が作品を彩ります。
いち劇団が、ドラマシリーズを制作して、動画配信サブスクリプションサービスで配信する。そしてそれが舞台版につながっていく。という新しいチャレンジです。
ぜひ観劇三昧に登録してご覧ください!
アガリスク、劇団でドラマ作ります。
『かげきはたちのいるところ』は新型コロナウイルス の感染拡大を受けて、2020年の上演を延期しました。
延期の公演は2021年を予定しておりますが、それをただ待つのではなく、派生作品を作りながら、作品世界を拡大・充実させることを目標にしています。
緊急事態宣言は明け、様々な活動が再開し始めましたが、まだまだ油断はできません。皆様を劇場でお迎えするのが難しい状況は続くかもしれません。
なので、その状況でも提供できる作品づくりを考えました。
舞台の代替品ではなく、はじめから映像作品として想定したコメディの表現とは? と考えた結果、「ドラマ版」としてシットコムの映像作品をつくることにしました。
「シットコム」。シチュエーションコメディの中でも、特にテレビやラジオで放送される、1話完結の映像でのコメディです。有名なのだと『フルハウス』とか『フレンズ』とか『ビッグバン・セオリー』とか。
シチュエーションコメディをつくる劇団として、いつかは取り組んでみたいジャンルでした。
固定のメンバーが、継続的に、シリーズの映像作品を作り続けるのは、プロデュース公演ではできない、劇団ならではの作品づくりだからです。
そして「一つの場所(家が舞台のホームコメディになることが多い)での1話完結のコメディ」を考えた時に、『かげきはたちのいるところ』より適した題材は今後あらわれないんじゃないか…? とも思ったので、舞台で上演するまでの間にシットコムを定期配信します。
映像作品に手を出したばっかりの劇団が、30分尺のストーリーものの作品を定期的にお届けするのは結構な挑戦です。
ですが、劇団が、劇団の作風を引っさげて、舞台以外のメディアを開拓する。映像媒体にも役者として(または脚本家として)呼ばれるだけじゃなく、自ら企画して番組を作っちゃう。そんなことができたら面白いんじゃないでしょうか。
「劇団」というコンテンツづくり集団は、もっと色々なものが生み出せると思っています。
で、僕らはシチュエーションコメディ劇団なので、まずはシットコムでやってみます。
挑戦を見守っていただければ幸いです(観劇三昧に登録して)。
Q&A
番組情報
【配信日】
初回:2020年10月28日(水)20時〜
以降、毎月第4木曜日20時〜
【配信場所】
演劇動画配信サービス「観劇三昧」で配信します
全国436劇団、1500公演以上の作品を配信している、演劇専門の動画配信サービス「観劇三昧」にて配信します。
観劇三昧は月額950円(税別)で登録してある全ての演劇動画が見放題のサービスです。
【視聴方法】
観劇三昧の「スタンダード会員」に登録してご視聴ください
- 観劇三昧の「スタンダード会員(月額950円)」に登録!
- PCの場合はそのままWEBブラウザにてログインしてください。
スマートフォンの場合はスマホ版のアプリをインストールしてください。 - 「劇団一覧」よりアガリスクエンターテイメントを検索、見たいエピソードを選択するとご覧いただけます。
STORY
現代に生きる過激派左翼団体の若者達がルームシェアする一軒家で巻き起こる、生活感たっぷりの珍騒動!?
オルグ!ゲバルト!モロトフカクテル!
来週も総括総括ゥ!
本作は、舞台『かげきはたちのいるところ』と同じ設定、同じ登場人物ではありますが、舞台で上演する物語とは違う作品、スピンオフを映像化します。
『かげきはたちのいるところ』もともと全6話の連続ドラマのような構成で構想しておりました。その中では描かれなかったエピソード6話分を映像化します。
映像化する6話と舞台で上演する6話とYouTubeで公開したパイロット版を合わせた、全13話をもって『かげきはたちのいるところ』という作品群とする予定です。
(もちろん映像・舞台共に、それぞれの作品だけ見てもわかる内容にはしますが…!)
登場人物
/塩原 俊之
「革命的反グローバル資本主義者同盟」のリーダー。31歳。
斉藤とは大学時代の友人。大学卒業後、中核派で活動していたが、活動方針を巡って抜け、新団体を立ち上げる。
大きな理想を語り皆を鼓舞するが、自身はあんまり働かない。
/斉藤 コータ(コメディユニット磯川家)
「革命的反グローバル資本主義者同盟」の構成員。31歳。塩原とは大学時代の友人。地元東北の復興を蔑ろにした東京オリンピックに憤り、塩原の活動に賛同し新団体を結成する。
バックボーンのわりにテキトーで寛容で軽薄。
/鹿島 ゆきこ
「革命的反グローバル資本主義者同盟」の構成員。30歳。
塩原とは中核派時代に知り合い、共に組織を抜けて新団体を立ち上げる。
塩原の右腕でナンバー2を気取っているが、事実上みんなの世話を焼くお母さんと化している。
/熊谷 有芳
「革命的反グローバル資本主義者同盟」の構成員。29歳。
革マル派にいたが塩原・鹿島と近い時期に組織を抜けている。目的意識が近いことから塩原に誘われて参加。
誰よりも革命戦士であろうと突っ張っている。
/榎並 夕起
「革命的反グローバル資本主義者同盟」の構成員。21歳。
塩原たちと同じ大学のかなり離れた後輩。音楽サークルのビラ・立て看板問題で学生課に反抗していたところをオルグされた。
ゆるフワな女子大生で末っ子気質だが、意外と善悪の基準がゆるい。
/津和野 諒
「革命的反グローバル資本主義者同盟」の構成員。28歳。
バックパッカー時代にカンボジアで斉藤と会い、大麻を吸いながらボヤッとした反体制思想で意気投合。後に誘われてメンバーになる。
組織の活動とオタ活の間で板挟みになっている。
/淺越 岳人
「革命的反グローバル資本主義者同盟」の構成員。28歳。
理工系の大学院卒だが職にあぶれ、爆弾の自作などをしながらくすぶっていたところを塩原にオルグされる。
テクノロジー関係には興味があるが、それにしか興味がない。
/前田 友里子
「革命的反グローバル資本主義者同盟」の構成員。28歳。
斉藤の大学時代の後輩。サブカルチャーの流れから半ばファッションでSEALDSなどの運動に参加しており、運動が終息したあとに斉藤にオルグされた。
伊藤と交際しているが皆には隠している。
/伊藤 圭太
前田の交際相手で、警視庁交通部所属の警察官。33歳。
そろそろ結婚も考えているが、なかなか家に上げてくれず、生活環境を教えてくれない彼女にモヤモヤしている。
風の噂で、前田が男とルームシェアをしていると聞きつけて、後をつけてくる。
/矢吹 ジャンプ(アガリスクエンターテイメント/ファルスシアター)
この家の大家の息子で、管理を任されている。45歳。
ひょんな事で知り合った塩原・斉藤と仲良くなり、余った一軒家を貸すことに。
組織の活動内容には抵抗がなく、むしろ皆の活動に混ざりたいと思っているが、やんわりと断られつづけている。
/雛形 羽衣(劇団☆ディアステージ)
榎並と同じ大学の軽音サークルの大学生。21歳。
見た目はわかりやすくゴリゴリのパンクスで、口癖も「パンクスなんで」。
サークルのメンツともあまりつるまず、いつも一人でサークル棟でタバコを吸っていた。それを見て榎並がオルグしようとしてアジトに連れてきた。
実は長渕剛ファンで、実は日本代表を目指すアーチェリー選手。
第3話『禁じられた嗜み』に登場
/山下 雷舞(劇団null)
千葉県警市川警察署大和田交番に勤務する警察官。28歳。階級は巡査長。
学生時代から柔道をやっていた。
正義感が強いが要領が悪い。いじめられっ子を助けたのが障害事件とみなされて停学させられたり退部させられたりしていた。昔から老け顔なのが悩み。
第4話『僕はシンパじゃない』に登場
/中田 顕史郎
榎並の父。56歳。
学生時代から社会運動・政治運動に興味を持ち、60年代安保・70年代安保に憧れて自身も活動をするように。しかし80年台後半で世間の風潮は全く変わっており、華々しい学生運動を送れなかった。
その後、公然・非公然問わず様々な左翼団体を渡り歩き、90年代後半に沖縄に活路を見出して家族と共に移住。生活のために“コールセンターの管理職”という似合わない仕事をしながら、基地問題などで活動をしている。
第9話『真の革命戦士』に登場
スタッフ
脚本・監督:冨坂友
音楽:三濱徹也 エンディングテーマ :「言葉と踊る者たちよ」家の裏でマンボウが死んでるP
撮影:高畑陸(シル/CHARA DE)/井上亮二(CHARA DE)/伊藤圭太
録音:三濱徹也/菊池泰生 音響効果・ミックス:三濱徹也 編集:榎並夕起
美術:淺越岳人 持ち道具:前田友里子 衣裳:熊谷有芳 スチール:石澤知絵子
記録:矢吹ジャンプ 車輌:塩原俊之 タイトル:津和野諒 ロケ協力:ひらやないえ
協力:観劇三昧/officeKEEL/コメディユニット磯川家/俳協/ファルスシアター/フォセット・コンシェルジュ
プロデューサー補:鹿島ゆきこ プロデューサー:佐伯凛果
制作:アガリスクエンターテイメント