創作日誌

8/28(金)ドラマ版稽古⑤

お疲れ様です。

演出助手の菊池です。

今回は第4話の稽古でした。

前半はクライマックス部分の脚本会議。

後半からは立ち稽古。

 

遅れて稽古に参加した為、20:30以降の立ち稽古について。

この日はクライマックス前のシーンを当たりました。楽し気なシーンから緊迫するシーンへの切り替わり。

シーン毎のそれぞれの状態の共有や作中に出てくるある小道具の最適な使い方が固まりました。

今日当たったある場面で見え方や進行の関係で演劇の嘘(作品をより良くする為にとる日常生活ではとらない行動や表現)をつくのですがそのシーンをやっている時のコータさんがすごくイキイキとしていた。観ているこちらもあてられて楽しくなるくらいイキイキとされていました。

お芝居は私達の生活の直線状にある「本物」とは似て非なるものであって様々な嘘が大前提としてあり、成立しています。ただ、制御されていない嘘や見え方が定まっていない嘘はノイズとして作品に影響を及ぼします。ここまで稽古に参加していてアガリスクエンターテイメントはこのノイズに対する感度が非常に高いなぁと思いました。作・演の冨坂さんや劇団員さんそれぞれの高さもあるのですが団体としての意識が強い。だからこそ嘘が見えやすいコメディと問題提起の両立が出来るのだなぁと。日々勉強させていただいています。以上稽古場より菊池でした。

 

伊藤、榎並、熊谷は休み